人工妊娠中絶とは
1,000人を超える「人工妊娠中絶手術」の経験をもつ院長が、女性の身体と心を守ることを大切に、中絶手術を行います。
人工妊娠中絶とは?
「人工妊娠中絶」とは、「胎児が母体外において生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出すること」とされています。
母体保護法では医師会の指定する医師(母体保護法指定医師)によってのみ、1.妊娠の継続が母体の健康を著しく害するおそれがあるもの。2.姦淫されて妊娠したもの。に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。とされています。
中絶手術が可能な時期は?
人工妊娠中絶が可能な時期は、妊娠21週までとされていますが、胎児が成長して大きくなる中期以降は、通常の分娩と同様の方法がとられます。
当クリニックで行っているのは、母体への負担が少ない妊娠12週未満の妊娠初期の中絶手術です。
※妊娠中期で以降の人工妊娠中絶手術を希望される方には、分娩施設のある病院へご紹介します。
【院長からのメッセージ】
よほど月経が不規則な方以外は、妊娠反応が出る4週目あたりで、ご自身の妊娠に気付かれると思います。次の月経が始まるか始まらないくらいの時期が目安です。妊娠初期手術が可能な11週目になるまえに、パートナーと話し合い、妊娠を継続するか否かを決めてください。
妊娠初期の中絶手術の方法は?
妊娠初期(妊娠12週未満)中絶手術には「吸引法」と「掻爬(そうは)法」があります。
「吸引法」子宮内を陰圧状態にして、胎児と付属物を吸い出す方法。
「掻爬(そうは)法」器具(キュレット)を用いて、子宮内の胎児と付属物を掻き出す方法。
【院長からのメッセージ】
当クリニックでは、統計的にみて若干ながら安全性が高いといわれている「吸引法」を採用しています。
12週未満でも胎児が大きく吸引が難しい場合は、掻爬法で行います。
ホワイトレディースクリニックが大切にする安全性は?
【院長からのメッセージ】
流産は妊娠の10~15%(高齢者は30~40%)を占めるといわれています。実際に出血を伴う流産は、ご自身で気づけますが、たとえば「稽留(けいりゅう)流産」の場合は、出血を伴わず、検診時に胎児の心拍が停止していることで判明するケースがほとんどです。
どちらにせよ、次の妊娠に安心して備えられるよう、適正な処置が必要となります。もちろん手術だけでなく、赤ちゃんを失ったことに対するお母さんの精神的なフォローも心がけています。