中絶手術の流れ
心配、不安なことはどんな些細なことでもご相談ください。
医師・スタッフがサポートします。
手術前の検査内容
「超音波検査」超音波で胎児の大きさを確認、週数を判断します。
「血液検査」貧血や感染症がないかを確認します。
※貧血症状がひどい場合、ある程度の改善が必要になる場合があります。
【院長からのメッセージ】
中絶手術に迷われている方にはいったんお帰りいただき、手術についての説明を参考にもう一度じっくり考えていただきます。女性にとっての大切な決断ですから、ご自身が十分に納得されたうえでの手術が必要だと思います。ただし、妊娠初期中絶手術が可能な妊娠11週ぎりぎりで来院された場合は、大変心苦しいのですが、その場で判断していただかなければなりません。
同意書について
基本的には、手術を受ける方、パートナーの同意書が必要です。
※不幸にもレイプされてしまったり、相手がわからなかったり、連絡が取れないような場合は、必ずしもその限りではありません。詳しくはご相談ください。
人工妊娠中絶手術当日の流れ
来院
血圧測定
心電図測定
点滴ライン確保、麻酔導入
手術(5〜10分で終了します)
麻酔から覚めるまで回復室で休養(約3時間)
術後検査 出血、子宮内の状態を確認
問題がなければお帰りいただけます。
手術前に気をつけること
- 体調を整えてください。風邪を引いて発熱がある場合は、その日の手術は中止させていただきます。
- 飲酒・喫煙は避けてください。
- 手術前夜は、入浴して身体を清潔にし、睡眠を十分にとってください。
- 不安で眠れない、手術が心配だという方は、医師にご相談ください。お話を十分伺います。必要があれば、睡眠剤や抗不安剤を処方します。
当日(手術前)の注意点
- 前日の夕食以降は絶食し、朝食はとらずに来院ください。胃に食べものが残っていると、麻酔がかかった際に、吐いて窒息してしまう危険性があります。
- 服装は自由です。楽な格好でおいでください。手術着はこちらで用意します。
- 手術中、医師に顔色がわかるよう、ノーメイクでおいでください。口紅やマニキュアも落としてください。
- 署名・捺印済みの同意書、生理用ショーツ、ナプキン(大きなもの)をお持ちください。
- 貴重品はお持ちにならないか、受付に預けてください。
- 付き添いは可能ですが、最小限にしてください。
当日(手術後)の注意点
- 手術当日は、自動車や自転車の運転は避けてください。
- 帰宅後、体調が悪くなった場合や出血が多い場合は連絡してください。
- 飲酒・喫煙は避けてください。
手術後の注意点
- 手術後は十分に静養をとってください。
- 手術後特に異常がなくても5~7日後にもう一度必ず受診してください。
- 痛み、出血(通常、手術後の出血は7〜10日で止まります)、発熱など、心配な症状があった場合は、すぐに受診してください。痛みが強い場合は、痛み止めを処方します。
- 手術後は、頭痛や頭重、めまい、肩こり、下腹部のはり、気分の不安定(イライラする)などの症状が起こりやすいので、無理をしないでください。
- 通常の月経周期の人は、次の月経は手術後30日~40日程度で始まりますが、その間にも排卵がありますので避妊には気をつけてください。もし、その時期を過ぎても月経が始まらない場合は、速やかに受診してください。
- 手術後もしばらく妊娠を希望されない場合は、その人のライフスタイルに合わせて、最も適した避妊方法をご提案します。
- 手術後異常がなければ、以下を目安に通常の生活に戻れます。
シャワー・洗髪 | 手術の翌日から |
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軽度の家事 | 手術の翌日から |
会社などの勤務 | 軽作業(事務職など)は手術の翌日から |
入浴 | 手術後5日目から |
性生活 | 手術後14日目から |
※上記以外にも気になる点がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。